日本三名泉のふもとで、湯上がりに本を——下呂市立下呂図書館
有馬温泉・草津温泉と並ぶ「日本三名泉」下呂温泉。飛騨川沿いに広がる温泉街の一角に、下呂市立下呂図書館はある。噴泉池、足湯めぐり、下呂プリン——湯めぐりの合間に、静かな読書時間を挟みたい。

AIによるイメージです。実際とは異なります。
日本三名泉のふもとで、湯上がりに本を——下呂市立下呂図書館
飛騨川の流域に湧く下呂温泉は、室町時代の京都五山の僧・万里集九や、徳川家康から四代の将軍に仕えた儒学者・林羅山により、兵庫県の有馬温泉、群馬県の草津温泉と並ぶ「日本三名泉のひとつ」と称された天下の名泉だ。高山や郡上八幡と並ぶ岐阜県の人気観光地として、名古屋から特急で1時間40分という好アクセスもあり、年間を通じて多くの旅人で賑わう。
その温泉街から程近く、下呂市立下呂図書館は静かに佇んでいる。
温泉街のすぐそばにある、コンパクトな図書館
下呂市立図書館は本館(はぎわら図書館)と分館・分室からなる体制をとっており、下呂図書館はそのうちの分館のひとつ。下呂温泉街に最も近い図書館として、地元住民だけでなく、長期滞在の湯治客にも利用されてきた歴史がある。
開館時間は火曜日から日曜日、9時30分から18時まで。休館日は月曜日・第3日曜日・毎月最終金曜日・年末年始となっている。温泉街の喧騒からは少し離れた、落ち着いた環境で本と向き合える。
規模はけっして大きくないが、JR下呂駅のホームにも温泉が湧き出ているというほど、街全体が温泉に包まれたこの土地らしく、地域の資料や郷土の歴史を伝える蔵書も揃う。湯治で長期滞在する旅人が、宿の近くでふらりと立ち寄れる図書館として、静かな存在感を放っている。
噴泉池、足湯めぐり、そして合掌造り
図書館を出れば、そこはもう日本屈指の温泉地だ。
下呂温泉では飛騨川沿いに湧く噴泉池をはじめ、3つの共同浴場で外湯が楽しめる。また、温泉街には無料で楽しめる足湯が点在し、散策の途中でも気軽に温泉を味わえる。特に噴泉池は、河原にそのまま湧き出る開放的な露天温泉として、下呂温泉のシンボル的存在だ。
下呂温泉街のほぼ中央に位置する下呂発温泉博物館では、温泉を科学と文化の両面から紹介しており、全国でもめずらしい温泉専門の博物館として親しまれている。展示室の外には足湯と歩行湯もあり、見学のついでに温泉も楽しめる。
下呂温泉合掌村は、飛騨地方の伝統建築「合掌造り」を体感できる観光スポットで、茅葺き屋根の建物が立ち並び、四季折々の自然が楽しめる。陶器の絵付け体験など、家族連れでも楽しめる施設が揃っている。
「湯めぐり手形」があれば、手形加盟旅館の中から三軒のお風呂に入浴することができるので、複数の名湯を飲み比べならぬ「入り比べ」するのも下呂温泉ならではの楽しみ方だ。図書館で郷土の歴史に触れてから温泉街を歩けば、湯の恵みへの感謝もひとしお深まるはずだ。
基本情報
| 項目 | 内容 | |---|---| | 住所 | 岐阜県下呂市森801-10(下呂市民会館1F) | | 開館時間 | 火〜日 9:30〜18:00 | | 休館日 | 月曜日、第3日曜日、毎月最終金曜日、年末年始 | | アクセス | JR高山本線・下呂駅から徒歩約15分 | | 蔵書数 | 約2万1,000冊(下呂図書館) | | Wi-Fi | あり | | 電源 | なし | | 駐車場 | あり | | 公式サイト | 下呂市立図書館 |
こんな人におすすめ
- 下呂温泉の湯めぐりの合間に、静かな時間を過ごしたい人
- 長期滞在の湯治旅で、地元に根ざした図書館に立ち寄りたい人
- 噴泉池・合掌村など下呂温泉の観光を満喫したい人
- 日本三名泉を巡る温泉旅をしている人
周辺スポット
噴泉池
飛騨川の河原に湧く、下呂温泉のシンボル的な露天温泉。開放的なロケーションで無料開放されている(水着着用推奨)。橋の上から入浴の様子が見えることもあり、下呂温泉らしい風情を象徴するスポット。
Google Mapsで見る ›下呂発温泉博物館
下呂温泉街のほぼ中央に位置する、全国でも珍しい温泉専門の博物館。温泉の湧き出す仕組みや泉質・効能を科学的見地から紹介するほか、江戸末期から明治の温泉番付など文化的な資料も展示。館外には足湯・歩行湯もある。
Google Mapsで見る ›下呂温泉合掌村
飛騨地方の伝統建築「合掌造り」の民家を移築復元した野外博物館。茅葺き屋根の建物が立ち並び、陶器の絵付け体験なども楽しめる。四季折々の自然、特に紅葉の時期が美しい。
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