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·青森県青森市·約6分

太宰治の草稿と、津軽の記憶を継ぐ場所——青森県立図書館

太宰治の直筆原稿や寺山修司の草稿を収める青森県近代文学館を2階に併設。1900年の青年倶楽部図書部を起源に、幾度もの移転・戦災を経て今の姿にたどり着いた。

青森県立図書館のイメージ

※画像はAIによるイメージです。実際とは異なります。

Phase 4 #2は青森県立図書館。この図書館の歴史をたどると、明治まで遡る。始まりは1900年(明治33年)、青森市内の「青年倶楽部」の図書部だった。


青年倶楽部の図書部から、県立図書館へ

1904年に「私立青森図書館」として独立し、1907年には青森市へ寄贈されて「青森市立図書館」に。そして1928年(昭和3年)、県に移管されて「青森県立図書館」となった。

しかし1945年の戦災で本館は焼失。仮設での開館を経て1953年に新館が開館し、さらに1994年、現在地の青森市荒川字藤戸へ移転した。鉄筋コンクリート4階建ての、今の姿がここに完成した。


2階に収まる、青森文学のすべて

この図書館最大の特色は、2階に併設された「青森県近代文学館」。太宰治・棟方志功・寺山修司・石坂洋次郎など、青森県が誇る文豪・芸術家たちの直筆原稿や資料を展示する常設展示室があり、太宰治『人間失格』の直筆草稿なども収蔵されている(収蔵資料は2018年時点で約15万点)。入館は無料、開館時間は9:00〜17:00(特別展中は18:00まで)。図書館に来たついでに、青森文学・芸術の源流に触れられる贅沢な組み合わせだ。


蔵書と設備

蔵書数は約93万〜94万冊。開架に約15万冊、書庫に約78万冊を収める、県内トップクラスのボリュームだ。青森県総合社会教育センターなど文教施設が集まるエリアにあり、緑に囲まれた静かで集中しやすい環境も魅力。

設備面もしっかりしていて、無料の公衆無線LANが閲覧室内で使え、駐車場も無料・約188台と大規模。何より特筆すべきは「自習室あり」ということ——独立した部屋こそないものの、一般閲覧室の座席で参考書や問題集を持ち込んでの自習が公式に認められている。

ただし電源が使える「電源供給席」はわずか6席、しかも座席予約制で1回最大2時間まで。PCでガッツリ作業したいなら、開館直後の来館かフル充電必須。週末はすぐ埋まってしまうそうなので要注意。

また、1階エントランスホールと2階休憩室は飲食可能コーナーに指定されているので、お弁当を持参しての長時間滞在にも対応できる。

すぐそばには世界遺産「三内丸山遺跡」があり、隣接して青森県立美術館(奈良美智の作品で知られる)もある。図書館・遺跡・美術館をまとめて巡れる、青森市郊外の文化ゾーンだ。


基本情報

項目内容
住所青森県青森市大字荒川字藤戸119-7
開館時間一般閲覧室・参考郷土室 9:00〜19:00 / 児童閲覧室 9:00〜17:00 / 近代文学館 9:00〜17:00(特別展中18:00まで)
休館日毎月第4木曜日(9月のみ第5木曜日)※詳細は公式カレンダー参照
蔵書数約93万〜94万冊
Wi-Fiあり
電源あり(電源供給席6席のみ・座席予約制・1回最大2時間)
駐車場あり(無料約188台)
学習室あり(一般閲覧室で自習公式OK、独立した自習室はなし)
公式サイト青森県立図書館

こんな人におすすめ

  • 太宰治や寺山修司ら青森ゆかりの文豪の直筆資料に触れたい人
  • 三内丸山遺跡・青森県立美術館とあわせて文化的な1日を過ごしたい人
  • 一般閲覧席で自習をしたい学生
  • お弁当持参でじっくり長時間滞在したい人

周辺スポット

史跡・博物館

三内丸山遺跡

世界文化遺産にも登録された日本最大級の縄文集落跡。大型掘立柱建物の復元など、縄文時代の暮らしを体感できる展示が充実している。

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美術館

青森県立美術館

奈良美智の作品をはじめ、青森ゆかりの美術品を数多く収蔵する県立美術館。三内丸山遺跡に隣接し、白を基調とした個性的な建築も見どころ。

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三内丸山遺跡や青森県立美術館とあわせて楽しむのにちょうどいいエリア。青森市中心部へのアクセスも良好です。

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