買い物の隣に、本がある——カニミライブ図書館
無印良品の店舗の中に、公共図書館がある。キッチン用品コーナーの隣に料理の本、こども服の近くに絵本——買い物と読書の垣根を取り払った、全国でもユニークな図書館が岐阜県可児市にある。

※画像はAIによるイメージです。実際とは異なります。
無印良品の店内を歩いていると、ふと本棚が現れる。
キッチン用品コーナーの隣には料理の本。生活雑貨コーナーの隣にはインテリアや住宅の本。こども服の近くには絵本。買い物をしながら、気づけば本を手に取っている——そういう空間が、岐阜県可児市のショッピングセンターの中にある。
名前は「カニミライブ図書館」。「可児」+「未来」+「ライブラリー」、そして「ライブ」と「ライフ」。その名のとおり、暮らしに寄り添う図書館だ。
無印良品と図書館が一体になった場所
2023年11月、可児市は無印良品を展開する株式会社良品計画と包括連携協定を締結し、その取組のひとつとして「無印良品ヨシヅヤ可児」店内に市立図書館分館を開設した。店舗面積の約1/6にあたる660平米が図書館スペースとなっており、約2万冊の蔵書が7つのテーマに沿って配架されている。
従来の図書館でよく見る「文学」「産業」といった分類ではなく、「日々を重ねる」「こどもといっしょに育つ」といったライトな言葉で棚が整理されているのが特徴。これまで図書館に縁がなかった人でも、自然と本との出会いが生まれるよう工夫されている。
おしゃべりOK、BGMあり、年中無休
一般的な図書館の「静粛にしてください」という雰囲気とは一線を画す。BGMが流れる店内で、おしゃべりをしながら本を選べる。買い物のついでに気軽に立ち寄れる、敷居の低さが最大の魅力だ。
開館時間は10時から20時と長く、定休日は年中無休(店舗休業日に準ずる)。本館が月曜休館なのに対し、週7日いつでも開いているというのは、地域の人にとって大きなメリットだ。
靴を脱いでくつろげる「こどもひろば」も設けられており、小さな子ども連れでも気兼ねなく過ごせる。読み聞かせなどのイベントも定期的に開催されている。
貸出カードは本館と共通
本を借りるには貸出カードが必要で、カニミライブ図書館・本館・各分館で共通して使える。新規作成には住所・氏名が確認できる身分証明書が必要。なお、貸出できるのは可児市在住・通勤通学者などの条件に当てはまる人に限られるため、遠方からの訪問者は閲覧のみとなる点は覚えておきたい。
基本情報
| 項目 | 内容 | |------|------| | 住所 | 岐阜県可児市下恵土5750(無印良品ヨシヅヤ可児店内) | | 開館時間 | 10:00〜20:00 | | 休館日 | 年中無休(店舗休業日に準ずる) | | アクセス | 名鉄広見線・日本ライン今渡駅より徒歩約15分 / 車利用が便利 | | 蔵書数 | 約20,000冊 | | Wi-Fi | なし | | 電源 | なし | | 駐車場 | あり(ヨシヅヤ可児駐車場) | | 学習室 | なし | | 公式サイト | カニミライブ図書館 |
こんな人におすすめ
- 無印良品が好きで、買い物と読書を同時に楽しみたい人
- 「図書館はちょっと敷居が高い」と感じていた人の入門館として
- 子どもと一緒に気軽に立ち寄れる場所を探している人
- 可児市立図書館(本館)とセットで、可児の図書館をコンプリートしたい人