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·愛知県名古屋市昭和区·約9分

100万冊の森へ、公園と本の街へ——名古屋市鶴舞中央図書館

大正12年創業、蔵書数120万冊超。鶴舞公園に隣接し、JR・地下鉄の2路線が使える名古屋最大級の中央図書館。地下の湧き水「つるのめぐみ」まで、見どころが詰まっています。

名古屋市鶴舞中央図書館の外観イメージ

※画像はAIによる外観イメージです。実際とは異なります。

名古屋に図書館好きが集まる場所がある。鶴舞公園の南西の角、JRと地下鉄の2路線が使える鶴舞駅から徒歩2〜3分。緑に囲まれたレンガ調の建物が、名古屋市鶴舞中央図書館だ。

蔵書数は約131万冊(2016年現在)。大学図書館を除けば全国でもトップクラスの規模を誇り、名古屋市内21館の中心的な役割を担っている。大正12年(1923年)の開館以来、戦災による焼失と再建を経て、今も名古屋市民の知の拠点として機能している。

100年以上の歴史が積み重なる場所

鶴舞中央図書館の歴史は意外と古い。前身となる私立名古屋図書館は1913年(大正2年)に開館。1923年には大正天皇御大典奉祝記念事業として市立化され、現在の地に移った。

1945年の戦災で一度焼失するも、1952年に再建。1984年には建物を新築し、第17回中部建築賞を受賞している。

現在の建物は地上2階・地下1階(3階以上は書庫)構成。1階には一般書と児童書フロア、2階には専門書と郷土・地域資料フロア。郷土資料コーナーには約2,000冊ものスクラップ資料が配架されており、新聞切り抜きを今も継続している全国でも珍しい図書館でもある。

地下に湧き水がある図書館

鶴舞中央図書館には、ちょっと珍しい見どころがある。地下1階の中庭にある湧き水「つるのめぐみ」だ。

名古屋市内で湧き水を見られる場所はそう多くない。図書館の地下でひっそりと湧き出るこの水は、2018年に展示施設として整備され、立ち寄る価値がある隠れスポットになっている。地下には300席超の自習室も完備されており、受験期には学生で賑わう。

広々とした学習環境

閲覧席数は825席。地下の自習室はインターネットで事前予約ができるため、「行ったら満席だった」という心配がない。Wi-Fi・電源・PC持込もすべて対応しており、長時間の調査・学習にも向いている。

蔵書の貸出は図書・雑誌が6冊まで(2週間)。視聴覚資料や紙芝居も貸し出しており、幅広い利用ニーズに応えている。コインロッカーも設置されているので、荷物が多い日も安心だ。

鶴舞公園と一体で楽しむのが流儀

図書館の隣は、東京ドーム約5個分の鶴舞公園。桜の名所100選に選ばれた桜並木をはじめ、バラ園、噴水塔、奏楽堂と見どころが豊富だ。

桜の季節は昼も夜も美しい。昼間は青空と桜のコントラストが映え、夜はライトアップされた桜が幻想的な雰囲気を作り出す。ただし人出はすごい。お酒を片手に語らう人、歩きながら桜を見上げる人、それぞれが思い思いの楽しみ方で春を満喫している。そのにぎわい自体も、鶴舞の春の風物詩だ。

バラ園は春(5月頃)と秋(10月頃)の年2回シーズンが来る。無料でこれだけ楽しめるのかと思うほど多彩な品種が揃っており、色とりどりのバラが一面に咲き誇る。小さな子供からお年寄りまで、老若男女が思い思いにくつろぐ憩いの場所になっている。

地元民の定番スタイルは、本を借りてそのまま公園のベンチへ直行するコース。バラや桜が咲く中で読書という、なかなか贅沢な体験ができる。

公園内には古民家カフェ「ヌンクヌスク」があり、キッシュランチや名古屋コーチンのシュークリームが人気。読書の後のひと息にちょうどいい。

スーリープーで買って、公園で食べる

鶴舞を最高の休日にしたいなら、このルートがある。

まず鶴舞駅1番出口を出て徒歩2分、食べログ愛知県パン部門で長年1位に輝く人気ベーカリー「スーリープー(SURIPU)」へ向かう。開店直後から行列ができる店で、並ぶのは覚悟の上だが、それだけの価値がある。ハード系からクロワッサン、惣菜パン、キッシュまで、どれを選んでもレベルが高い。値段はやや高めだが、納得感がある。夕方には売り切れる商品も多いので、朝イチで来るのが正解だ。

パンを手に入れたら、そのまま鶴舞公園のベンチへ。緑の中で音楽を流しながらパンを食べる。その後、図書館で本を借りて、また公園に戻る。本を読みながら、風を感じる。これが鶴舞の「最高の休日」の完成形だ。

※スーリープーは月・火曜定休。図書館も月曜休館のため、水〜日曜日に組み合わせるのがベスト。

アクセスと駐車場

  • JR中央本線 鶴舞駅(公園口)より南へ徒歩約2分
  • 名古屋市営地下鉄鶴舞線 鶴舞駅5番出口より南へ約150m

駐車場は併設されているが台数が少なく、混雑することが多い。30分無料・以降1回300円。公共交通機関での来館が現実的だ。

こんな人におすすめ

  • 本を大量に借りたい人 — 6冊まで対応、名古屋市内の他館からの取り寄せも可能
  • 長時間集中したい人 — 825席+地下自習室300席超、Wi-Fi・電源完備
  • 名古屋の歴史に興味がある人 — 郷土資料室のスクラップコーナーは全国でも希少
  • 公園散歩とセットにしたい人 — 鶴舞公園は四季を通じて見どころあり
  • 最高の休日を過ごしたい人 — スーリープーのパン→公園→図書館→また公園、このルートで決まり

周辺スポット

パン屋

スーリープー(SURIPU)

鶴舞駅1番出口から徒歩2分。食べログ愛知県パン部門で長年1位を誇る名店。ハード系を中心にどれを買っても外れなしと評判だが、夕方には売り切れ必至。開店前から行列ができるため、早い時間の来店がおすすめ。

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徒歩2分
公園

鶴舞公園

東京ドーム約5個分の広大な公園。桜の名所100選にも選ばれ、噴水塔・奏楽堂・バラ園など四季の見どころが豊富。本を借りてベンチで読むのが地元流。

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徒歩1分
文化施設

名古屋市公会堂

鶴舞公園内にある昭和初期建築の文化ホール。コンサートや演劇など多彩なイベントが開催され、図書館とあわせて文化的な一日を過ごせる。

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徒歩3分
Instagram

ヌンクヌスク(nunc nusq)

鶴舞公園内の古民家を改装した人気カフェ。8種のデリが並ぶランチや名古屋コーチンの卵のシュークリームが名物。読書の後のひと息にぴったり。

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徒歩3分

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