お伊勢参りの街に、神都の本棚——伊勢市立図書館
「一生に一度はお伊勢参り」と江戸時代から愛されてきた神都・伊勢。その街の中心部に立つ市立図書館は、1928年の「神都図書館」開館から続く歴史を持つ。外宮参拝の後、本を手に取りに行こう。

※画像はAIによるイメージです。実際とは異なります。
「一生に一度はお伊勢参り」と江戸時代から語り継がれてきた、三重県伊勢市。全国から参拝者が訪れるこの街は、かつて「神都」とも呼ばれていた。
その神都の中心部、伊勢市八日市場町に、伊勢市立図書館はある。
「神都図書館」から始まった歴史
伊勢市立図書館のルーツは古い。1928年(昭和3年)5月1日、現在の伊勢市観光文化会館の隣に「宇治山田市立神都図書館」として開館したのが始まりだ。「神都」——まさに伊勢の街のキャラクターそのものを冠した名前である。
開館当初の蔵書数はわずか1,892冊で、新聞や雑誌の閲覧が主な業務だったという。以来、幾度かの移転と改称を経て、現在の「伊勢市立図書館」へと発展してきた。
2010年(平成22年)には、三重県で初めて雑誌スポンサー制度を導入。地域の企業が雑誌の購入費を負担することで、図書館が雑誌の表紙裏に企業広告を掲載するという仕組みで、財源確保と地域連携を両立する先進的な取り組みだ。また、スマートフォンを利用者カードとして使えるサービスや電子図書館の整備など、利便性向上にも積極的だ。
外宮参拝の後、ふらりと立ち寄る
伊勢市立図書館は、JR・近鉄の伊勢市駅から徒歩圏内にある。外宮(豊受大神宮)参拝の前後に立ち寄れる距離感で、参拝客と地域住民が自然に交わる場所でもある。
館内には視聴覚室・小会議室・展示ホールを完備。地域の教育・文化団体による利用も多く、図書館の枠を超えた地域の交流拠点としての役割を担っている。
「お伊勢参りは外宮から」がしきたり。外宮を参拝したら、参道を少し外れて図書館へ——そういう静かな旅の余白がよく似合う。
神宮の街を歩く
外宮を参拝したあとは、バスで内宮へ。五十鈴川のほとりに広がる内宮の神域は、宇治橋を渡るとまるで別世界のような静けさが広がる。参拝を終えたら、おはらい町・おかげ横丁へ。江戸〜明治期の建築を再現した約50の店々が並ぶ門前町で、伊勢うどん・手こね寿司・赤福——伊勢名物を食べ歩きながらゆっくり散策したい。
少し足を延ばせば、河崎の商人館も。勢田川沿いにかつて水運で栄えた問屋街の記憶が、今も静かに残っている。
基本情報
| 項目 | 内容 | |------|------| | 住所 | 三重県伊勢市八日市場町13番35号 | | 開館時間 | 9:00〜19:00 | | 休館日 | 毎週水曜・毎月第2金曜(図書整理日)・特別整理期間・年末年始 | | アクセス | JR・近鉄「伊勢市」駅より徒歩約8分 | | 蔵書数 | 約200,000冊(伊勢・小俣両館合計) | | Wi-Fi | あり | | 電源 | なし | | 駐車場 | あり | | 学習室 | あり | | 公式サイト | 伊勢市立図書館 |
こんな人におすすめ
- 伊勢神宮外宮参拝の前後にゆっくり立ち寄りたい人
- 1928年「神都図書館」から続く伊勢の歴史ある図書館を訪ねたい人
- おかげ横丁・河崎商人館など伊勢の街歩きを楽しみたい人
- 三重県・伊勢志摩への旅をかねて図書館めぐりをしたい人
周辺スポット
伊勢神宮 外宮(豊受大神宮)
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